DETAIL
フルアルバムとしては15年ぶりとなる『AFTERGLOW』は、インディペンデントでは初、自身4枚目のフルアルバムとなる。
「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」
長い制作期間の中で時代が流れてもなお、過去の経験や影響が“残火”として色濃く心に留まり、3曲目の『予感』で「ハイエンドやプリミティブ、アンバランスがベストだったり」と歌うように、古いものも新しいものも、R&B感もHip Hop感もPops感も、ちょうど良くブレンドされたハイブリッドで“好き”が詰まった暖かな余韻を感じられる作品となった。
音楽キャリアのスタート地点であるDJならではの視点で、レコードを擬人化し、DJやコレクターとの関係性を恋愛さながらに描写していくディスコサウンドの「長く長く愛されたい」、ダメと言われるとやりたくなってしまう心理現象(カリギュラ効果)をNew Jack Swingのビートに載せて歌う「イケナイ」、心に刻まれていくようなホーンセクションと、“人の噂も七十五日”というメッセージが見事にグルーヴを遂げる、重厚なビートが印象的なミディアムチューン「どうしても」など、全6曲を同じ青森出身の熊井吾郎がサウンドプロデュース。
二人が上京し、最も多くパフォーマンスした渋谷のClub Bar Familyの深夜、最もディープな時間帯をイメージしながら描いた歌詞は、多くの共感必至で、往年のSoulを彷彿とさせるエレピのコードが摩訶不思議に展開していく「Dawn Will Soon Come」は、熊井吾郎とSONOMIの共同プロデュース。
裏テーマとして、ライブに来てくれた皆さんに向けて恋愛感情にも似た愛おしい想いを歌った「カーテンを閉めたら」と、大切な人と同じ時を過ごす中で見た景色がどれだけ美しいか、そしてそれがどんなに幸せなことか、コロナ禍での気づきを歌った「説明できない」の2曲はSONOMIがサウンドプロデュース。
Hip Hop、R&B、Soul、Rapやクラブカルチャーなどの影響があらゆるところに散りばめられ、唯一無二のテーマで綴る歌詞、日本語が聞こえるメロディラインとコーラスワークに拘った独自の世界観を展開した全9曲を収録。
《SONOMI PROFOLE》
2004年KREVA「ひとりじゃないのよ feat.SONOMI」を経て、 2025年一人だけの「一人じゃないのよ」でインディーズデビュー。その後アルバム「S.O.N」をリリース。
2007年1st EP「 Everyday〜☆エビデー☆〜」でポニーキャニオンからメジャーデビュー。
2008年2nd EP「midnight」、その後2ndアルバム「S.O.N.O」。
2010年3rdアルバム「S.O.N.O.M」をリリース。
2012年3rd EP「 I 」をリリース。
2013年2枚組のベストアルバム「S.O.N.O.M.I」をリリース。
2022年9年ぶりの新曲「説明できない」をデジタルでリリース、2ヶ月後に同じ青森のレゲエシンガーSoniaと共に「会いたい」をデジタルとCDでリリース。
HIP HOP, R&Bを軸とした独自のステージングには定評があり、特にDJやラッパーからの支持が高く、加えて独創的な歌とソングライティングが評価されRHYMESTER、DABO、SHINGO★西成を始め、様々なアーティストとの共演を経験し、フィーチャリングの女王としても広く知られることとなった。
現在放送中の青森テレビ『わっち!! NEWS』のテーマ曲やD.LEAGUEへの楽曲提供、企業のCM音楽の制作など活動は多岐に渡る。
現在KREVAのコーラスとしてツアーやフェスに帯同。また2025年5月21日にフルアルバムとしては15年ぶりとなる『AFTERGLOW』をリリース。
インディペンデントでは初、自身4枚目のフルアルバムとなる。「一人じゃないのよ」SONOMI ver.のリリースから20周年の今年は、ライブやリリースイベントなど、さまざまな企画を計画中。 また、夫の地元が石川県輪島市町野町ということもあり、2024年1月1日に発生した能登地震に心を寄せ、自身のライブ活動では能登の復興のための募金活動を続けており、震災関連のイベントにも積極的に参加している。