DETAIL
最高の高揚感とグルーヴで駆け抜けるメランコリックな和メロウグルーヴの大名曲「愛のもどかしさ」がここに。
同じくメロウなシティポップの名曲「心の屋根」も素晴らしい。
フォーク/ポップバンド、”日暮し”が1978年に密かに残した7"オンリーの傑作が復刻。
佐藤 博氏、林 立夫氏、松原 正樹氏など、豪華なバッキングにも注目です。
RCサクセションの前身バンドとしても知られる”The Remainders of The Clover”のメンバーだった武田 清一氏を中心に、1972年に結成された日本の3人組バンド、日暮し。
バンドとしては1977年の「い・に・し・え」が小ヒットを記録していますが、バンド解散後にはソロ歌手として1981年放映の日テレ系ドラマ『炎の犬』の主題歌、「サンセット・メモリー」(ドラマの人気と相まって大ヒットを記録)を歌った、杉村 尚美(榊原 尚美)氏の美しく伸びやかな歌声が際立つ、メロディ重視のフォーク/アコースティックポップを聴かせる高い音楽性を誇る名バンドです。
情緒豊かでフォーキーな名作を多く残す彼らが、キャリア終盤の1978年に、7インチ・シングルオンリーで密かにリリースしていた本作『心の屋根 c/w 愛のもどかしさ』は、名プロデューサー・星 勝氏の手腕も輝く飛び抜けたポップセンスとグルーヴ感が一体となった、ある意味ではフォークバンドとしての”日暮し”らしくない、素晴らしい高揚感に彩られた和メロウグルーヴ/シティポップの大名作です。
軽快なギターのカッティングに心躍る「A1. 心の屋根」は、添えられる優雅なストリングスのアレンジも秀逸な、トロけるようなメロディのシティポップ。
緩やかな出だしからサビで一気に高揚する曲調は王道ながら、榊原氏の伸びやかな歌声の美しさ、爽やかなコーラス・ハーモニーが相まって感動的です。
そして注目はSide Bに収められた「B1. 愛のもどかしさ」。
タイトに走るドラムと、高らかに宣言するかのように歌い上げるラウドなギターが響いた瞬間、ドキッとさせられるナンバーです。
しなやかに躍るベースラインが彩るリズムワークはまさに”グルーヴィー”としか形容できない格好良さで、掛け合うようなエレピとギターの響きはもちろん、ここでも圧倒的な存在感を放つ榊原氏のまっすぐで美しい歌声が心の奥に響きます。
一聴で耳にこびりつくようなメランコリックな極上のメロディと、武田氏の描く歌詞の世界観も懐かしく淡いもので、心の中に美しい情景が描かれます。
まさに”感動”と”グルーヴ”が一体となった、日本語メロウグルーヴの逸品です。
プロデューサー・星 勝氏の描いたサウンドは、ビクター時代の作品『ありふれた出来事(1977年)』、『記憶の果実(1979年)』の同一線上のアコースティック路線ですが、「B1. 愛のもどかしさ」はバンド史上、恐らく最もグルーヴィーなもの。
そのバックを支える演奏陣も、鍵盤奏者の佐藤 博氏、ギターに松原 正樹氏、椎名 和夫氏(ムーンライダーズ)、椎名 和夫氏、ドラムは林 立夫氏(ティン・パン・アレー)など、錚々たる面子が揃った1枚です。
物憂げなイラストレーションのジャケットのイメージこそフォーキーな雰囲気ですが、一度盤に針を落とせ䜀、その格好良さ、グルーヴ感にも驚かされることでしょう。まさしく”グッド・ミュージック”にして”ファンタスティック・サムシング”に溢れた名盤です。
● 今回の7"用のリマスタリング音源(オリジナルマスターテープ)を使用
● 各サイド45回転で音質もキープ
● 盤は国産プレス-東洋化成製
● ユニークな角丸仕様ジャケット+『プロダクション・デシネ』特製のカンパニースリーヴに封入
● ジャケットには滑らかなさわり心地の高級な上質用紙を使用
● 限定300枚
(メーカー・インフォメーションより)
《トラックリスト》
Side A:心の屋根
Side B:愛のもどかしさ